猿橋水道

 明治44年、旧大原村の内、小沢字二つ石地内山腹より湧出する清水を直に貯水用として設置した水槽に集水し、これより476間の鉄管を敷設して小倉と田中の間に設置した貯水槽に送水した。
 この貯水槽から334軒に配水、一人、一日2立方尺(最大4立方尺)を給水したという。
 また町内2ヶ所に消火溜槽を設置した。
 
 総経費1046円余のこの工事は東京電灯株式会社が行い、落成とともに大原村に寄附したという。東電の前身である東京電灯が駒橋に発電所を建設した事と関係があるだろう。



      北都留郡誌