秘密基地

 
家の近くに、葉に刺のある大きな木があった。
 幹が何本かに別れており、葉っぱはこんなふうにとがっており、触ると痛かった。
  
 
 この木は葉に刺がある柊(ひいらぎ)の一種だろうと思っていたが、下の写真(矢印)を見ると冬には葉が落ちる木だった。
 てっきり常緑樹だた思っていたが・・・・。 何の貴だったろうか。
 

 この木は枝が密生していてなかなか登りにくいが、東北の方に一ケ所登り口があり、そこから登れば木の茂みの真ん中、あまり枝木のない空間に到達出来た。
 まわりは枝木が密生して外部から見にくい。

 ここを「秘密基地」と称して、板きれや廃材を持込み、どうにか2,3人が座れるような空間を作った。
 実際にはこんな大きな板は入手出来ず、不揃いの板、棒きれを集めて来て縄で固定した程度だった。
 

 今考えると山口さん(幡野さん)の土地だったが、その当時は誰の土地なんて感覚はなく、わがもの顔に遊んでいた。