大正時代の町並

猿橋の町並 1  絵はがき「猿橋町市街の景」  (絵はがき資料館より)

 ・通りを歩いている人はほとんど和服。子供が多い。
 ・街路樹として柳が植えられていた。
 ・道路がかなり曲がっている。
 ・左側、五ヶ堰が見える。
 ・道路と左側の店が同じ高さ。 昭和30年頃は吉高〜須賀屋あたりの店は道路より少し低いところにあった。
  その後、道路をかさ上げしたのか?
 ・遠景は扇山

 
       上の写真の撮影場所から現在の町並                
 猿橋の町並 2 (日本の古本屋HPより)
  ・前の写真とは反対方向から。
  ・道路上に「奉祝」の横断幕。大正4年11月 大正天皇即位の奉祝行事か?
  ・正面は三皇山
  ・道路両側にびっしりと万国旗と日の丸の旗
  ・写真の角度から「三登屋」(この当時は大住屋)の二階あたりからの撮影か。


 左手前に古松(枩)屋商店、手前は杉本薬局の看板、その向こうは瀬戸屋陶器店、そして岩井屋と続く。

 右側角は三木商店、その隣に「パ■」の看板が見える。
 松風軒菓子店の看板「パン」か。
 店の前に五ヶ堰があり、板で覆われている。

 その四軒程先に白い建物の一部が見えるが、これが郵便局か

 矢印は撮影の方向



猿橋の町並 3  同じく「大正天皇即位奉祝」の写真 
  手がかりがなく撮影場所を特定できない。  
絵葉書 甲斐名所 猿橋市街
  背景の扇山の方向から横町通りか?
  しかし 扇山の形がおかしい。
上の写真を左右180度回転すると、「猿橋の町並1」と同じく仲町の町並であることがわかる。
猿橋町全景(絵はがき)  梨木あたりから
  ・直下の大きな建物は大布屋か? その向い、少し街道から下がった建物は当時の町役場(現在の警察派出所)
  ・画面中央、四角の特徴ある建物は杉本染物屋か。
  ・画面右上の木立は松葉にあった神社か
  ・画面奥、新猿橋はまだない。崖上の白い四角の建物は猿橋警察署。一段高い所に郡役所(現在の猿橋中学校)
  ・撮影時期は特定できないが大正時代
猿橋町全望(絵はがき)  招魂社あたりからの撮影か
  ・左下 中央線(まだ単線)が街道筋と「松葉」地区を分断
  ・右側に猿橋小学校 
  ・左側に小倉集落へ上る道が見える。 梨木原には建物がまったくない。

猿橋の町並 絵葉書
 扇山の形、電柱の配置、五ヶ堰が鍵形に曲がっている、などから亀屋前あたりから撮影した風景と考えられる。
 右側、荷物が積んであるあたり、まだ町中で運送業を営業していた奈良屋か?
猿橋の商店街(昭和37年頃)

 柏屋商店前あたりから西方面。 商店街が活性化のために設置した街頭「すずらん灯」が見える。
 左側靴や軍手の看板が見えるのが柏屋、自転車を置いてあるのがみのり美容室、その奧「亜鉛・・」の看板が見えるのが木林商店。
 右側は叶屋、須賀屋などが続く。その先大きな建物は亀屋か・

 奧に山崎パン店の3階建が見える。 背景は三皇山
猿橋の商店街(昭和37年頃) 仁科薬局前あたりから東方面
 
 ヤマハの看板があり、オート三輪があるのは仁科自転車店前か。 左側、橋本商店、須賀屋、2階に白いバルコニーが見えるのが叶屋、その奧に白っぽい建物が郵便局。