猿橋幼稚園  この項、元園長仁科義民氏提供の資料による。

 
猿橋幼稚園は今年(令和5年 2023年)3月、70年間のの使命を終えて閉園した。
 これまで卒園者は約5000名に及ぶという。

                    
  
 
 この閉園を記念して、この幼稚園卒園者で現在俳優として活躍している生津徹(きづとおる)氏と志村史人(しむらふみと)氏が出演した。
 幼稚園時代の思い出話をしたり、詩の暗唱があり、当時の先生方も出席していたという。

  
  

 
生津氏(写真右)は1970年生まれ、本名は高橋大祐で岩井屋の子息。
 志村氏(写真左)は1975年生れで当会会員志村淳さんの子息。
 奇しくも国道20号を挟んで向かいあう高橋家と志村家の子息が、同じ時期に俳優として活躍しているという訳だ。

 

猿橋幼稚園の歴史

西暦 記事 園舎 園長
昭和 28 1953 財団法人猿橋幼稚園設立認可を申請 猿橋公民館
山梨県知事の認可 仁科義男
10 猿橋公民館内に開園
30 1955 12 学校法人猿橋幼稚園認可 猿橋町249-4 猿橋町249-4
 (小柳町 )
46 1971 元猿橋小学校跡地の一部を購入、新園舎建築 現在地
(猿橋小学校跡地)
49 1974 前年の仁科義男氏の死去により仁科義民二代目園長に就任 仁科義民
53 1978 園舎増築(つばめ組・2階会議室)
56 1981 園舎増築(ひよこ組・職員室)
62 1987 米国から教師を招いて外国語教育が始る。
平成 1993 12 園舎増改築、ギャラリー新設
14 2002 園舎入口の大壁画完成
20 2008 仁科美芳氏、第三代目園長に就任 仁科美芳
28 2016 11 創立65周年記念式典
令和 2023 閉園


園舎の変遷


                                                      
                                          戦前の幼稚園についてはこちら

創立当時(第1回~第4回)卒園記念写真

 第1回 (昭和28年) 公民館前   
卒園者だけでなく全園児の集合写真


 第2回(昭和29年3月)


 第3回(昭和30年3月)

 第4回(昭和31年3月)


国際交流

 仁科義民元園長が海外勤務の経験もあり、英語も堪能なため、この幼稚園では国際交流に力を注いで来た。
 山梨県では山梨学院大学や英和学院などが海外留学生を積極的に受け入れて来た例はあるが、幼稚園で国際交流を続けてきたのは珍しいという。