猿橋の古い地図、写真、古文書を蒐集して後世に引き継ぎます。ご協力下さい。


 11月22〜24日 猿橋公民館で開催した猿橋文化祭に猿橋史談会も参加して「猿橋アーカイブス」古写真、古地図、古文書などを展示しました。 地元新聞やケーブルネットワークでも報道され、多くの観覧者が訪れ盛況でした。
 また、多くの新しい史料の提供がありましたので、整理次第、順次ホ−ムページに掲載していきます。
    展示会風景速報 
       はじめに
     
 我が町さるはしは、名橋猿橋を中心に、江戸時代には賑やかな宿場町として、また明治、大正時代には北都留郡役所、猿橋警察署、猿橋税務署などの官公署や、甲斐絹取引所、猿橋競馬場、都留電灯(株)などがあり、ここに集まる人々のための旅館、料亭、商店などが多数あり、北都留郡の行政、経済、観光の中心として繁華の町でした。
                            
 その後、富士山麓鉄道の始発地、都留中などが誘致された大月に地方中心地として機能が次第に移って行き、戦後、大月市に包含されるに至って、往年の繁華を想像すべくもない状態になりました。

 この「我が町猿橋」は、明治から大正にかけて名橋猿橋と区別して「えんきょう」と呼ばれていたようで、事実、中央線が開通した時の駅名は「えんけう」だったそうです。

 この町や橋のありし日のことを語り継ぎ、往時を語る史料類を散逸させることなく後世に伝えるのは、現在に生きる我々の義務だと思います。

 集められる範囲で、古い地図、写真、データ、古文書など、何でも集めてディジタル化を行い、これ以上の汚損や色あせを防いで、後世に伝える「史料庫」としてホームページを開設しました。

 しかしまだまだ不十分です。 そこで地元の方々に協力を得て「猿橋史談会」を立ち上げ、各家庭や店、会社などに埋もれている貴重な歴史史料を発掘しています。
 
 皆さんの家に旧蔵している写真、地図、古文書などがありましたら是非お貸し下さい。ディジタル処理をした上で、このホームページに掲載し、さらなる充実をはかって行きます。
 利用した史料原本は返却させていただきます。

 この運動に協力、参加してくれる方々、また猿橋小学校、猿橋中学校の歴史に興味を持つ児童、生徒が参加してくれる事も歓迎します。

 よろしくお願いします。

     猿橋史談会 会長 藤田邦芳

      HP編集     一杉 勝       

 このホームページに関するご感想、ご要望をお寄せ下さい
           m@hitosugi.j

最近の更新
11月 
  ・鳥沢在住の網野良男氏から興味深い写真などの史料提供があったので、網野氏提供史料のページを新設し、掲載した。
  ・道行く人々に親しまれていた「水明楼の大時計」が展示された。水明楼参照
  ・猿橋史談会の活動状況と、「猿橋アーカイブス展示会」が行われる事が山梨日々新聞に掲載されました。
      山梨日々新聞(11/21)記事
  ・11月22〜24日に開催される猿橋文化祭に猿橋史談会も参加し、これまで収集した史料類を展示し、講演会も行う予定です。
   多数ご参加下さい。詳細はこちら
  ・昭和30年当時の横町、仲町、寿町の家並図を更新しました。 昭和30年の町並
10月
  ・小俣敏彦さんから、猿橋に関する文献、写真集などの提供がありました。  小俣コレクション参照
  ・10月18日の例会で、来たる11月22日から3日間開催される猿橋文化祭(@猿橋公民館)に古地図、古写真を
   出展することになりました。 
   是非ご覧の上、御宅に古地図、古写真、古文書などがあったらご提供下さい。  
  ・元禄16年(1703)の大地震で伊良原の桂川沿いの田畑が崩壊する被害があったという記録(元禄地震)を紹介する。
  ・小俣コレクションに新たな浮世絵作品などを掲載した。 新たな展示
9月
  ・国会図書館蔵書の昭和59年猿橋架替修理報告書(大月市)を参照し、
    ・江戸時代からの架替の歴史とその記録を「架替の記録」に紹介
    ・「嘉永の架替」を新設 
    ・猿橋架替工事中、迂回路としてお宮川原の直ぐ下流に仮橋(土橋)を設置していた事がわかり、その位置、構造などを
     「仮橋」に紹介した。
8月
  ・北都留郡甲斐絹同業組合の内容、規約を更新した。
  ・出世太神宮の由緒を更新   
7月
  ・「大日本国防婦人会猿橋町分会」の会報という珍しい史料提供(天野和美さん)があったので掲載した。
  昭和39年(1964)東京オリンピックの開会式が間近に迫った10月7日、聖火リレーが猿橋を通過した。
   多くの高校生、中学生が参加しての聖火リレー、その中継所や走者の写真、名簿が集まったので
   「オリンピック聖火リレー」を新設した。
  ・
大正期、郡内最大の企業で、猿橋に本社があった都留電灯株式会社の登記簿謄本を入手したので、会社の概要
   を紹介する。 本社所在地については意外な変遷があった。
  
・小俣敏彦コレクションの絵画館に新しい資料の提供があった。解説などは編集中であるが、とりあえず公開します。
6月
  
・猿橋宿に泊った近藤勇率いる甲陽鎮撫隊は、官軍が勝沼辺まで達している情報を得てたことを聞き勝沼へ急行。
   しかし戦い利あらず敗走となった事情を解説する番組の一部抜粋。
  ・昭和27年、猿橋架橋を祝った山王祭の動画を下記架け替え記録動画から抽出しました。
     山王祭 昭和27年
   横町通りを練り歩く神輿の後に懐かしい「橋映」の建物が見えます。
  ・昭和27年の架け替え工事に必要な材木を秋田県で伐り出すところからの記録映画(DVD)を小俣さんから提供されました。
   フォーマットを変換してユーチューブでも見られるようにしました。一度ご覧下さい。懐かしい人々がたくさん見えます。
        動画  昭和27年 架け替え工事 (ご使用にブラウザの更新を要求される場合があります。)
5月以前
  ・昭和32年と34年に猿橋小学校学芸会で上演された「勧進帳」の台本と写真が提供された。学芸会 勧進帳
  ・昭和15年の猿橋大火について新聞記事から全焼・半焼・破壊消防となった家屋を地図上にプロットして猿橋大火の
   延焼区域を特定する作業をしている仁科喬夫さんの中間報告をまとめた。  猿橋大火 参照
    ・小俣敏彦さんから大量の絵葉書コレクション資料の提供があったので「小俣コレクション館」を新設し、ここに収録した。
    ・大黒屋旅館の外国人向けメニューの写真の提供があったので「小俣コレクション館」に掲載した。
  ・大野博巳さん提供の大月市制50周年記念誌「時をつなぐ街」より猿橋関係の写真を抜粋収録した。「時をつなぐ街」
  ・明治中期に作成されたと考えられる公図(猿橋主要部)掲載した。古い公図
  ・猿橋の思い出「ロードレース」の項目、勘違いを指摘されたので訂正した。
   また、懐かしい「六本松」の写真を入手したので掲載した。
  ・国定忠治が猿橋から桂川へ飛び込んだという伝承は講談から?  国定忠治と猿橋
  ・明治天皇山梨県行幸に随行した宮内省文学掛学者の随行記のうち猿橋の部分の解読を試みた。
           行幸随行記
  ・横浜市在住で小倉出身の天野(旧姓安藤)和美さんから貴重な史料提供があった。 天野さん提供史料
  ・「あの店この店小史」に梅沢薬局を追加。
  ・七保道での古いスナップ写真を掲載した。 七保道と霞町の袋小路
  ・白猿座で行われた学芸会のスナップ写真を掲載した。 学芸会写真集
  ・猿橋に鉱山があったという話を聞いたので調べた結果をまとめた。 猿橋鉱山
  ・大原村消防組を更新しました。
  ・「大黒屋会談」日立創業前夜
  ・仁科義民氏のアルバムから @ A 公開
  ・白猿座焼失の時の資料(田中清貴さん提供)をもとに白猿座を更新
  ・幼稚園閉園記念行事に俳優として活躍している卒園生2人が出演。 猿橋幼稚園
  ・田中清貴さん入手の猿橋大火の新聞記事を掲載した。     火災
  ・猿橋にあったカフェや料理屋のマッチ箱ラベルの蒐集を紹介  
                             マッチ箱のラベル蒐集
  ・新選組勝沼戦争の史料追加  ・新選組も官軍も宿泊した猿橋宿
  ・昭和57年,読売新聞に連載された「ふるさと再見 猿橋物語」を収録した。
  ・仁科義民氏の提供により仁科義比古「猿橋年表并雑纂」を新設
     ・明治年間の架替工事  新設
     ・昭和27年の架替工事 新設
     ・山王社の猿像由緒 新設
     ・猿橋幼稚園の歴史 新設
  ・仁科義男(義比古)氏編集の「甲斐の猿橋」を紹介  
関連サイト   大月市郷土資料館
        大月市観光協会