料亭・旅館
猿橋には北都留郡役所、警察署、甲斐絹同業組合、取引所などがあり、近郷近在から多くの人が集まる場所であったため、旅館や料亭も賑わっていた。
大正末期の町並図を見ると、大黒屋、小松屋などの旅館、花月、魚三、水明楼などの料亭が見える。
また、駅前には桂川館があった。
加藤光長日記
七保の浅川で水車を利用して製紙業、機業を営んでいた加藤光長という人の日記が大月市史に掲載されている。
加藤光長日記
これによると、大正末期、競馬場見物、甲斐絹同業組合の会合、宴会などで頻繁に猿橋に来ており、上記水明楼、魚三などの料亭、大黒屋、小松屋などの旅館で食事をしたり、宿泊したと記録されている。