絵ごころの事

 私が他の人に比べて劣っているなと思ういくつかの項目のうち、最たるものの一つに「絵心」がある。

 「絵心」とは「絵を描く心得や趣味、絵の趣を理解する心と嗜みのこと」とあるので、私が苦手とするのは
 「絵を描く心得」という前段の部分だ。 後半については人並の鑑賞する力があると思っている。

  その絵を描く力だが、子供の頃は「結構うまく描いている」と評価されていた。

  小学校2年の時、選ばれて県の児童写生大会に出て入選した事もある。
  書いた絵を提出するのではなく、県都の甲府の、たしか舞鶴公園に一同に会し、一斉に写生する大会である。
  そこで入選して、学校へ帰ってから校長をはじめ、色々な人に褒められた。
 

  しかし、中学、高校になってから「絵がうまかった」「図工の先生に褒められた」という記憶が全くない。

  考えて見ると、母親には少し絵心があったのか、いくつか絵の技術を教えてくれた。
   ー いわく「山が連なっている時は手前の山は濃い色で書き、後方へ行くに従って薄い色にする。森や林も同じ、
     手前を濃く、遠い所の緑は薄く」
   ー いわく「空の色は真上が一番濃い青、山に接するところは薄い青、または灰色で」

  実は、上記の大会で入選できたのは、たまたま母親の教えが生かせるような屋外の写生だったので、云われた通り書いたら
  山や空の描き方、色の濃淡などが小学校低学年にしては、と大人の審査員の目をひくものがあっただけで、
  情景描写、デッサンなどはデタラメだったのかも知れない。 
  
  大人になっても絵を書くことには自信がない。下手の部類に入る。
  そこで最近はAI(人工頭脳)を使って絵を加工したり、写真を編集して楽しんでいる。
  この「猿橋の思い出」を少しづつ、AIで絵にして行こうと思っている。まずは 保安流のこと参照

  しかし、このAIに絵を書かせるのも大変、プロンプトというAIに指示する文章をうまく書かないと
  思っている絵を書いてもらえない。今のところ失敗の連続である。

  とりあえず2点だけ披露

100才まで生きたら・・・・ 幕末の下級武士だったら・・・・